スパイファミリーの映画の感想やレビューをしています。
単なる一般人の見解となるので、賛否両論ありますが、参考程度に留めておいていただけると幸いです。
また、筆者はスパイファミリーという作品が大好きです。
ネタバレを含むので、まだ映画を見ていない方はご注意ください。
劇場版スパイファミリーはつまらない?|映画の総評
評価 | |
---|---|
総合評価 | ★★☆☆☆ |
ストーリー|内容 | ★★☆☆☆ |
感動|涙 | ★★☆☆☆ |
笑い|コミカルさ | ★★★★☆ |
恐怖|グロ | ★★☆☆☆ |
伏線回収の巧妙さ | ★☆☆☆☆ |
イマイチ|原作の方が面白い…
正直なところ、スパイファミリーの映画は期待していたものとは裏腹で、個人的には内容は微妙でした。
今回のスパイファミリーの映画は、オリジナルストーリーの内容ということでしたが、今回のような内容なら、原作マンガやアニメの内容の方が面白いのではないかというのが筆者の率直な感想です。
逆に言えば、原作が面白いからこそ、前評判の段階で映画に対するハードルが上がってしまっていたとも取れるでしょう。(映画ポスター、アイキャッチからめっちゃ面白そう…)
劇場版スパイファミリー|映画の感想・レビュー
内容の「重複」が多い
スパイファミリーの映画は、仮にスパイファミリーを知らないという人でも楽しめる内容にはなっていました。
しかし、原作に似たような描写や、既に知っている当たり前の設定を一から理解させようとするようなシーンやセリフが多く、原作マンガやアニメを知っている人にとっては、少し物足りなさを感じてしまうかなと思います。
キャラクターのセリフを一つ取っても、本来「A」と答えて面白くあるべきところが、スパイファミリーを初めて見る人に向けて「B」というセリフに置き換わっているように感じたので、その分スパイファミリーを知っている人からしたら、本来面白くあるべきところが無くなってしまっているというような印象です。
ターゲット層が不明瞭
スパイファミリーを「原作マンガやアニメが存在する映画」として俯瞰して見るならば、背景(バックボーン)や人物相関を知っている人が映画を見ることを前提として映画の内容が作られるべきと感じます。
全てのターゲット層を満足させることほど難しいことはありませんが(というか満足させるのは難しいと思いますが)、「原作マンガやアニメが存在する映画」という視点を持つならば、既存ユーザーに対するアプローチを多く持って置いた方が映画を観に来た人に対する満足度が高く得られるかなと思いました。
「誰をターゲットとしているのか」というのは映画を作っている人が考えればいいだけの話と捉えられたらそれまでですが、少なからず映画を見た人に「ターゲット層が気になってしまう」と思わせてしまうことは、あまり良い話ではないのではと感じてしまいます。
子供が大人を救う(子供が頑張る)姿がもっと欲しい
スパイファミリーは、「家族愛」が多く描かれているマンガ・アニメで、「設定の面白さ」や「コミカルさ」に加えて「シンプルにアーニャ可愛い」の三本矢により、幼い子供から大人まで幅広い世代にヒットしています。
映画となれば、当然家族で映画館に足を運ぶことも多いことが予想され、「子供から大人まで楽しめる映画」というのが大きなコンセプトとなるはずです。
スパイファミリーならでは「くだらなさ」や「稚拙さ」はあったので、子供にとってはウケは良さそうでしたが、大人を巻き込んだ「面白い映画」にしては、「家族愛」に対するフォーカスの当て方が足りないように感じました。
「アーニャが『大人』の問題を解決するために動く」という大枠のベースは良かったのですが、今回の映画の場合は、問題の解決の仕方が少しばかり稚拙に感じてしまいました。(うんこの神様の件など)
そうではなく、アーニャが大人の問題を解決するために「真面目に」「真剣に」動いている部分をベースに描いた方が、大人を巻き込んでさらに感動を呼び込むことができたのかなと思ってしまいます。(東西衝突の話などと絡めて)
「クレヨンしんちゃん」「ドラえもん」「プリキュア」など、子供をターゲットとしているマンガやアニメを映画化した場合は、どれも子供だけでなく大人も感動するような内容になっていることがほとんどでしょう。
内容はもっとシンプルで良かった
スパイファミリーの映画は、内容がもっとシンプルで良かったのではないかと感じます。
スパイファミリーの根本となる「東西解決のためにアーニャと共に偽装家族を演じている」という部分が覆りそうになるところはすごく良かったとは思います。
今回は、マイクロチップの所存によって東西の関係が「悪化する可能性がある」というところが描かれていたので、その「可能性がある」という部分が少し複雑で盛り上がりに欠けてしまう要因だったのかなと感じます。
極端に言えば、「既に東西とドンパチ始まってしまったところにアーニャ率いる家族が立ち向かっていき問題を解決する」くらいの方が、映画として迫力がありシンプルな構造となるので良かったかもしれません。
スパイファミリーという作品であれば、必ずコミカルさが加わるはずなので、なおさら深刻さとの対比(ギャップ)があり面白さが増したのではないかとも思ってしまいます。
伏線の回収が変
今回の映画は、中途半端なタイミング(本題と脈絡のないところ)で伏線が回収されることが多かったように感じます。
マンガやアニメにおいては、一般的に「いくつか敷かれた伏線は、ある1つの本題を解決する際に回収されていく」というのが作品として評価されることが多いでしょう。
今回のスパイファミリーの映画で言えば、「ロイドの浮気を疑うヨル」など、本題にさほど大きく関わることなく伏線が回収されていってしまったので残念でした。(というか少し謎でした)
もう少し本題に絡めて伏線を回収していくのが良かったかなと思います。
劇場版スパイファミリー|映画の評価まとめ
スパイファミリーの映画の評価はいかがだったでしょうか。
めちゃ辛口になってしまいましたが、この記事の内容は、あくまでもただの1人の一般人がした評価です。
共感が得られる部分もあれば、全く異なる感想を持っている方々もいると思うので、もしも「これからスパイファミリーの映画を見に行きたいが見に行こうか悩んでいる」という方がいたら、一つの参考にしてみてください!
アニメ関連リンク
次期アニメはいつ?
次期アニメはいつ?関連記事 | ||
---|---|---|
鬼滅の刃5期 | 呪術廻戦3期 | 推しの子2期 |
spy×family3期 | フリーレン2期 | 薬屋2期 |
キングダム6期 | マッシュル3期 | 僕ヤバ3期 |
転スラ3期 | 俺レベ2期 | 喧嘩独学 |
道産子ギャル2期 | リコリコ2期 | かのかり4期 |
山田Lv999 2期 | 着せ恋2期 | よう実4期 |
コメント